熱がカラダを治す

自己治癒力

こんにちは。金澤一声です。

僕は「解熱剤」がキライです。
・・・こういう言い方するとチョット違うなぁ。
そう!
解熱剤を多用するのがキライ」です。
解熱剤だけでなく薬というものを多用するのがキライな訳ですが、これには訳があります。

薬のチカラ・・・体への影響力は絶対的で、気力やそんなもので抗えない。

一旦カラダに入れば、もれなくその影響が出てしまいます。
それほどの影響力を薬は持っています。
ここでは解熱剤に対しての意見を述べるけど、カラダが熱を出したがって一生懸命熱を出してるのに、クスリの強力な作用で有無を言わさず熱を下げてしまうと「もったいない」感じがするからです。
ただ、状況によっては早急にどうしても熱を下げないといけないような状況もあるだろうし、高熱によって取り返しのつかないダメージが体に残ることが想定できる時は、せっかく恵まれた時代に生まれているので恩恵を受けるのが良い判断やとは思っています。
が、アメ玉でも口にするかのようにポイポイと気軽に「ちょっと熱があるから飲~もう♪」のような薬との接し方には異議がある。
人間の体って素晴らしくて、傷ついたり調子が悪くなると、自然とそれをどうにかして修復し、問題なく過ごせるようにしていく働きがあります。
自己治癒力とかいわれているアレです。

そんな修復が起きてる時、カラダの中で何が起こってるのか?というと、血流が増えたり、細胞の動きが活性化してたり、分子レベルで化学反応が起こっていたりします。
こういう反応はほとんど「発熱」を伴います。

また、熱が上がらないと、細胞の動きも活性化しません。

カラダを自分の力で整えていく時、発熱という現象は避けては通れないものなんです。
確かに熱が上がることによって「しんどさ」や「痛み」は出ます。

とってもしんどくて辛い状態です。

でも、自分のカラダが一生懸命頑張ってる姿。

せっかく盛り上がって頑張ってるのに、水をかけて火を消すのはどうかな?と思うんです。
だいたい怪我を治すとか、不調な部分をどうにかしたい・・・こんなきっかけでもないと「さぁて今日は熱を40度まで上げてやるか!」なんて行為は、自分から進んでやらないと思うんです。

「解熱剤」はあるけど「高熱剤」は無い。

あったとしたら、それは間違いなく”毒”なんで、進んで毒を口にする人なんていないはず。

「発熱」は狙ったわけではないけど、せっかくやって来た「いい機会」やと、ぼくは考えてます。
僕の整体を受けた後、熱が出たり、いままで痛くなかった所が痛くなったり、だるくなったりすることはよくあります。(体の状態の悪い人ほど、よくそうなります。)
これは自己治癒力(自己修復力)が活性した結果、発熱の反応が体の至る所で起こるからだと解釈してます。

「好転反応として、施術後そういう反応が出ることがあるので、出たらカラダが良くなるスイッチが入った証拠だから喜んでくださいね。」とお伝えしています。
整体の効果には、薬のように強制的に変化を起こさせるような強力な力はありません。

あくまでその人の修復力を活性化させる「スイッチを入れる」為の行為です。

 

スイッチを入れた後は、その人の体が必要に応じて発熱をしたりしながら、より良い方向に導いて行ってくれるのを信じて任せるしかない。

そんなせっかくの修復スイッチが入ったものを、簡単にオフにするのが「もったいない」んです。
急性症状の時には自然と熱が出ます。

慢性化したものを整えていこうとすると、熱が必要です。

さてそこで、整体で発熱を促しますか?それとも毒を・・・。

では

 

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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