放っておきゃほとんど治る

こんばんは。金澤一声です。

TV番組や雑誌、インターネットの記事を見てますと「体の不調で悩み苦しんでる人が多いんやなぁ~」と感じます。
ウチに来はる人も「その中の何人か」なワケですが、体に起こった不調って、ほとんど放っておきゃ治ります!

まったく身も蓋もないヒトコトなんですが、不調の多くは自然と解決し良くなっていくものです。
「いやいや一声さん、俺もそう思ってさんざん放って来たんやけど、一向に良くなるどころか、ますます酷くなったんよ。だから困ってるんやないかい!」
・・・スイマセン。言葉足らずでした。

正しくは「”安静にして”放っておきゃ治る」です。
多くの人がカラダの不調で悩んでるのは、この「安静」が出来てないからです。
その理由もよく分かります。

ほとんどの人は何らかの仕事をしてるわけで、そんな状況では簡単に安静なんて出来ない。

起き上がれないくらい熱が出てる時とか、あまりにも痛すぎて動けない時とか、交通事故や重病になった時くらいしか、いまの日本社会では「安静」な状況でなかなか過ごせるもんじゃない。

しかしその結果「いつまで経っても良くならない」という状況になっています。
カラダが良くなっていく時のイメージは、ゼリーを作る時とよく似ています。
ゼリーの素を熱で溶かし、型に入れ、冷やし固まって、はじめてゼリーは完成します。

前回ブログで自然治癒力を活性化させるには、熱が必要だと言いました。
これはゼリーの素を温めて溶かす過程に相当します。

そしてダメージを受けた場所が、元通りになるプロセスは、溶かしたゼリーを型に流し込み、ちゃんと型どおりに固まるまでの「待ち時間」にあたります。

ゼリーも液が冷えて固まるまで、振動を与え続けたり、いじくり回していると、最終的には液だけが冷えて固まらない状態になって、ゼリーが完成しません。
ちゃんと固まるまで静かに待つ、という「安静」の時間が必要です。
カラダの話に戻りますが、不調状態は大きく2つに分けることが出来ます。
一つは急性の状態と、もう一つは慢性の状態です。

急性の状態は、まだゼリー液に熱が残っているので、安静にしていればちゃんと固まって、ゼリーの完成!・・・つまり「治った」という状態を作ることが出来ます。
慢性の状態は、固まるまでに動かしすぎてゼリー液が冷え切ってしまい、そのまま放置してても液体のまま一向にゼリーが完成しない・・・こんな状態です。

慢性症状のほとんどは、急性症状の時に安静が出来なくて慢性化していったものです。
そして一度慢性化したものは、再び熱を加えてやらないと、固まる状態にはなかなかならない。

ゼリーもカラダもよく似ています。
いきなりですが、安静にして放っておけば自然と良くなるのに、ナゼ整体が必要なのか?

それは、整体はカラダに熱を起こさせるきっかけになるし、仕事で安静が取れない場合、安静の時間をサポートする役目もあるからです。
安静の時間をサポートというのはゼリーでいうと、普通なら固まるまで6時間かかるのが、半分の3時間で固まるように出来る・・・そんな感じです。
ここに整体の値打ちがあると思っています。
では。

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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