大阪は堺市から・・・昨夜は本当によく雨が降りました。
一転、今朝は晴れていい感じです。
気分がいいので以前からずっと言いたかったことを書きます。
世の中にいろんな「健康器具」や「健康法」がありますが、それって本当に体に良いの?って話です。
僕も職業柄いろんなアイテムや方法は知っています。
・・・でも「それってどうよ?」と疑問符しか浮かばないようなモノやサービスがあるのも確か。
一見「それっぽい」だけで「効果としてはどうなのか?」というモノも少なからず世の中に出回っている。
まぁ有害なものは世の中にはまず出てこないので、ほとんどのモノは問題はない訳なんですが、とにかく「なんちゃって」健康グッズや健康法が溢れているように思えてならない。
もし本当に有益なものであれば「ロングセラー」になっていてもおかしくないわけで、毎年次から次へと新しいモノが出ては、彗星のように流れて消えていくのはなんで?
「それってどうよ」
って思いませんか?
でもなぜそれが売れるか?ヒットするか?については分かります。
だって買う人は一般のひと「素人」だから。
専門家でもないフツーの人が選ぶので、実際の効果云々よりCM打つのが上手ければついつい買ってしまいたくなります。
また販売する側もそれを熟知して売っていますし。
自分の話になりますが、僕がこの仕事を始めた時・・・整体師として若葉マークだった時、自分の師匠や整体勉強会で技を教えてくれた先生方の言っていること、やっていることの多くが理解できませんでした。
いや、言っていることは頭では分かるのですが、手先や目で見て、その言っていることと同じ状態を感じるだけの能力、経験が無かったのです。
例えば「体の歪み」。
お師匠さんが勉強会の時、さっと目の前を通り過ぎる人を見て「あの人は腰が悪い」とか「骨盤がこういう形に歪んでる」とかを手で表現しながら教えてくれたりしたんですが、僕にはさ~っぱり分からない。
「へぇーそんなんですか?」
そんな感じでした。
見て分からなければ、触っても分からなくて・・・
整体の勉強会では、練習台になってくれているパートナーの背骨を僕の手を取りながら師匠が「ほら、ココがこういう風にズレて飛び出してるだろ!」と教えてくれるんですが、それでも分からない。
いまでは師匠の言っていたことが分かります。
街行く人でも、遠くから見ただけで「あの人、からだのあの部分が悪いよなぁ」とか感じるようになったし自然と目が行く。
触ればなおさらハッキリと調整が必要な場所や調整方法までが頭に浮かびます。
何を言いたいかというと、歪みを取るとか、カラダに良いとかいうけれど、本当にそれを確認するだけの目を持っているんですか?ということです。
見る目もそうだし、まして人それぞれのそれを整えていく技術っていうのはそう簡単に出来るものではないように思います。
僕は整体のデモンストレーションで、クライアントさんの骨盤を僕の力で操作し「ほら〇〇さんのカラダの整った骨盤の位置ってココなんですよ」と持っていくことがあります。
すると「え!こんな感じなんですか?すごく体がねじられている感じがします。」と反応が帰ってくる。
そして僕が手を離すと、元の歪んだ位置に戻る・・・。
モノの力で体を良さげな位置に持っていったって、そこから離れればまた元のおかしな状態に戻ってしまうのです。
整体の勉強会では・・・
いろんな整体の勉強会がありますが、どんな人にでも共通の一変通りのやり方だけを教えて「これで整っています」ってやってくれるんだけど、僕の目から見れば整っていない。
そんな所もありました。
ある人には効果があっても、ある人には合わない、不向き。
それが人の体です。
それを理解し、その人に合った方法でアプローチする。
最低限これが出来ないと「健康状態」なんてならない、つくれない。
反対に健康を損ねます!
僕とご縁のあった人には、健康は損ねてほしく無いなぁ。
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