デスマッチ・ベースボール

「負けたら自らの命で精算する」

これがこのゲームで絶対のルール。

この世には1点でも取られたら
即ゲームセットになり自らの命でゲームを
精算する
冷徹な野球が存在する。

漫画や映画の話じゃない。
リアルの話だ。

その野球はいつ?どこで?繰り広げられてるのか?

それは「自分の体の中」だ。

生まれた時から命の尽きる時まで
自分の体の中で命をかけた真剣勝負が
延々と行われているのだ。

、、、臨場感を持たせる為にシリアスな感じで書いてみました

ここからはいつもの調子で。

体の中で行われていることや健康と医療の位置関係を
分かりやすく可視化したいなと
ずっと考えてました。

なんで可視化したかったかのか?

それは多くの人はこの位置関係が明確になってなくて
それが様々な問題の原因に繋がっているのを常に感じていたからです。

どんな時に医療機関に行けばいいの?
診療所や整体院との付き合いかた。
普段はどんな生活を心掛けるといいのか?

そんな事を説明するのに「野球」が一番イメージにはまったので
野球をモデルに考えてみました。

一般的な野球のルールと違い自らの体内で続くこの野球のルールは独特です。

1.基本的に守備回のみ。

2.バッターがバッターボックスに入るとピッチャーは必ず球を一球投げないといけない。

3.一点でも取られたらゲームセット。

守備を担うチームメンバーは

1、ピッチャーとキャッチャーは自分。

2、他の守備は他人の参加が可能。

となっています。

いわゆる健康な状態と云うのは
ピッチャーとキャッチャーの間だけで
ボールが行ったり来たりしてる状態。

ヒットが出てない状態。

ヒットが出てもピッチャーとキャッチャーで
球が処理出来る状態。

ここで処理できないほど打球が伸びると
少し雲行きが怪しくなる。

内野と外野の間くらいまでいってしまうと
自力での返球が難しくなってくるし
外野まで行くと完全に自分の力では
内野に球を戻すのができなくなります。

こうなると病気ですね。

ヒットが続いて出塁者が進むほど病状は進み
ホームに一人でもランナーが戻るかホームランが出た時点で
「死」となりゲームセット。

体の中でゲームはこんな感じで進んでいます。

ここで一つ例をあげますね。
たくさんお酒を飲んだ時を考えてみます。

その人が処理出来る限度内のアルコールしか
体に入って来てない時は
ピッチャーは次々とやってくる
「アルコール」と云うバッターを抑え込んでいます。

どこにも球は飛びません。
とりあえず健康。問題なし。

ところが

アルコールが処理出来る値を超え始めるとピッチャーも疲れ果て
バッターにヒットを許してしまいます。

ピッチャーとキャッチャーを中心とした内野を守っているのは
自分の身体維持システム、いわゆる自己治癒力です。

内野と外野の境目くらいを守ってるのは
診療所などの比較的小さなクリニックや
鍼灸や整体師などの治療師軍団。

飲み過ぎた事に早めに気が付き、そこでお酒をストップ出来れば
内野の中で球は処理され問題は解決します。

この段階では多少飲み過ぎても内野と外野の境目を守っている
人たちの力を借りる事もできるし
力を借りることが内野に球を戻す良いサポートにもなります。

でも処理範囲を超えているにも関わらず
更にアルコールを入れてしまうと
強打者登場となり球は一気に外野まで飛ばされます。

外野の一番深いところを守ってるのが総合病院などの医療機関。

ここは最後の砦であり自分の身体維持システムを
超えた領域をカバーしています。

、、、が万能ではない。

外野にボールが入った時点で「病気」です。

ここで打たれたボールが無事キャッチされれば
あとは外野から内野へと時間と共にボールが返球されて
また普通の生活に戻れます。

しかし

外野が対処出来ないほどの特大打がやってくるとホームランになったり
外野での対処が遅れたりするとランナーはどんどん進み
ランニングホームランになって「ゲームセット」。

となってしまうのです。

年に数人いますよね急性アルコール中毒による死亡事故。
あれがこの状態です。

このモデルはどんな病気や怪我にも当てはまります。

さてここからが大事!

点が入らない様にするにはどうしたら良いか?ってことなんです。

特大打が出ない様にするには?
ヒットが続かない様にするには?

外野まで球が飛んでしまうと自分ではもはや何も出来ません。
天に任せるしかない。

自分が何かできる所コントロール出来る所と云うのは
内野の中にしか無いのです。

ピッチャーとキャッチャーを中心とした内野だけです。

具体的には

強打者がバッターボックスに入らない様にするのが大切。
これは「生活で無茶しない」と云うこと。

あとはピッチャーとキャッチャーを中心とした内野陣の強化。

これは適度に免疫力や身体機能を高めるアプローチを続けると云うこと。

この二つを行って行くだけで守備は強化され
バッターボックスに強打者が立たなくなり
ヒットの数はかなり防げる様になります。

対処出来る所が分かってるのに
それを怠って特大ホームラン打たれて
人生終わりって何だか残念というか悔しいじゃない。

出来ることはやっていこうよ!

腹膜炎で入院して気づいたけど外野って結構手一杯で
余裕がない状態です。

ポンポン球飛ばして良い所じゃない。

ベターは内野内での処理だけどせめて内野と外野の間くらいで
打球は止めて生きておかないとね。

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