おはようございます。金澤一声です。
人間の健康な状態って、よく手入れされた「日本庭園」の様なものだと考えてます。
「健康な状態は美しい」
「これがワタシの自然体~♪」
なんて言いながら、寝そべってポテトチップス食べて、コーラ飲んで屁をして寝てても、健康な状態にはならない。
「いやいや一声さん。何も手を加えない自然な状態がイチバン綺麗で健康な状態じゃないですか!」という声もあるかとは思います。
しかし今の日本で生きて、生活していること自体がある意味で不自然だし、そんな中で「自然に過ごす」というのは幻想だと思う。
全てナチュラルででオーガニックで、生で食事をいただく・・・それを目指した途端に、日本で生活するのは困難になるし、住んでいる所にも洗剤や壁紙、身につけるものにも化学的な物質が使われていて、それらを避けながらの生活なんてまず出来ない。
不可能なことをどうしようかとあれこれ悩むより、いまの不自然な状態を受け入れその中でいかに健康な状態で過ごすかを考えたほうがよっぽど現実的。
そもそも自然って言ったら「野生」ですよ。
それが現代人の生き方だとは思えない。
木々を伐採し、山を削り造成し、そこに家を建て、公園に木々を植える。
ここに自然さはありませんが「生きやすさ」はあります。
人間がこの世に誕生し、生きやすさを求め続け、長い年月を掛けて形にしてきたものです。
人の自然な欲求が形になったモノ。
自然にはない快適さや、美しさもある。
日本庭園もこまめに掃除し、手入れをしてはじめて美しさが出てくる。
それを「自然が良い」といって放置したら、あの美しさは現れてこない。
「不自然なのに美しい」
人の体も同じだと思います。
自然なモノに手を加え、マメに手入れをし続けた先に美しさや健康が現れてくる。
それを求めていくことがヒトらしい生き方やないかなぁ。
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