お腹の手術と整体

こんばんは。金澤一声です。

盲腸、出産、消化器系の病気などなど・・・でお腹のオペをした人に必ずと言っていいほど起こるのが「癒着」の問題。
これは傷口が大きかろうが小さかろうが関係なく起こるので、腹腔鏡によるものでも見かけの切り口は小さいけれど、お腹の中での癒着は同じレベルで起こります。

癒着というのは、手術による傷口をカラダが修復しようとした結果発生するもので、例えば火傷の痕なんかに皮膚なんだけれどいままでとは違った突っ張った膜が張りますよね?

そんなのと同じようなものが、手術後にお腹の中でも発生するんです。

癒着、最大の問題は「弾力性が無くなること」なんです。

それによりカラダの歪みが生じ、腰痛や肩こり、内臓の調子がイマイチなどの症状によくつながります。

スポーツなど何もしていない人が、大きくカラダを歪めて来院したときなんか「何か昔、手術とか怪我とかしていませんか?」なんて聞くと、結構な割合で「あ!そういえば!」という感じで、手術歴をお話してくれます。

偏り疲労によるカラダの歪みと違って、癒着によるカラダの歪みは、放っておけば年月が経てば経つほど「酷くなる」のも特徴。
手術をして半年後・・・一年後・・・三年後・・・五年後・・・十年後・・・というようにどんどんと癒着を起こした部位の弾力性の無さが表面化し、様々な悪さをします。
私の整体的なアプローチでは、この癒着を完全に元通りにすることは出来ません

でも、弾力性の低下を最小限に抑えることが出来るし、こまめにメンテナンスしていけばかなりの確率で癒着による悪影響を小さくすることが可能です。(老後の膝の痛みや変形などもお腹の癒着から起こっている場合もよくあります。)

これは症状が出てからでは、対処するのが難しくなるので、早め早め・・・それこそ症状が出て無くても、お腹の手術した人には整体をしたほうがいい

経験上そう思っています。

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