からだ全体を診る
からだは「全体」を診ていかないと
なかなか理解できないと考えています。
症状があるなら
必ずそれを引き起こしている
原因があります。
その原因を見つけて解消していかないと
出ている症状だけに対処療法的なアプローチしても
また症状が現れます。
命に関わるような緊急事態には対処療法が第一優先。
しかしそれ以外のケースであれば
まずからだ全体を診てそれから局所を診ていく。
というのが正しい順序だと考えます。
原因も考えず対処療法だけしていると
体はどんどん悪くなるからです。
ですが世の中では真逆のことが進んでいます。
原因究明という理由で
局所ばかりがフォーカスされ
どんどんミクロな世界に向かっています。
医療はどんどん分業化し
細かな世界を究明しようとしています。
この流れはある領域においてはとても有意義です。
ですが
われわれが健康に生きていく為に
そこまで細かなことが必要になる時って
人生の中にほとんど無いのではと思っています。
多くの人が悩んでいる症状は
高価な検査器械を使い
極小の世界を理解しなくても
症状改善のできるものが多いです。
昔の医者がしていたように顔色や肌の状態
呼吸や脈の状態、おしっこやうんこの状態、体の動きやバランス
それらを診ていけば健康状態や
対処法が分かるものが多いのです。
先にそれをせず
細分化から体を捉えようとしている。
結果・・・どんどん医療は複雑化しているけど
体が楽になっている人の数は増えていない。
それどころか病人の数が増えている。
という流れになっています。
私はこの流れに疑問を感じずにはいられません。
体に生じた異常を見抜き
それを修正するのは
アートともいえる世界です。
センスや経験が必要な繊細な世界だと考えます。
国家資格を取ったからといって
すぐに出来ることではありません。
それを補うため高価な検査機器を使ったり
血液や細胞を取って観察してみたり
一般的な数値と比較し
体を捉えようとしているわけですが
あまりにもそれらが優先され過ぎて
からだ全体を診るという基本が
置き去りにされているように思えるのです。
いきなり細かなところから体を捉えず
まずは全体を診る。
それでうまくいかない時に初めて
細分化して診ていけば
良いのではないでしょうか。
あなたはいま
カラダ全体を診てもらっていますか?