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電話:090-6236-1922
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当院では医療行為は行っておりません

意外と知らない筋肉の話

意外と知らない筋肉の話

「筋肉」は緩めすぎるとバカになる

意外と知らない筋肉の話

多くの人は、腰痛や肩凝りなどの症状が出ている所は「筋肉が硬くなって、調子悪くなっているはずだから、揉みほぐせばラクになるだろう!」こんなイメージを持っています。

でもこのイメージは間違い。

腰痛や肩こりの原因は、筋肉が凝り固まっているからではありません。

筋肉に求められる重要な要素は弾力性が有るかどうか?

当然硬すぎてはダメですが、反対に柔らかすぎてもダメです。

多くの人はこの柔らか過ぎたらダメのイメージを持っていません。
力技でも強く揉めば柔らかくなってラクになるという間違ったイメージを持っています。

とにかく柔らかければ柔らかいほど良いと考えています。

だからスーパーで買った安物の牛肉を、叩いて柔らかくするような感覚で、人の体にアプローチしがちです。

生きている人の体でこれをやってしまうと「打撲」や「挫傷」といった、ケガを作っているのと同じ行為になります。

いわゆる「揉みおこし」という、強く揉まれた後に出る、倦怠感や鈍痛現象がそれです。
筋線維が潰され、炎症を起こしている状態です。

筋肉の線維は、いったん潰れてしまうと元に戻らない
と言われています。

残った筋線維が太くなり、壊れた筋線維をカバーするようになるわけですが、本来あったものが無くなっているわけで、そういうことを繰り返していると、どんどんパフォーマンスが落ちてきます。

少ない筋線維に負荷がかかるようになるので、ケガしやすい体にもなります。
これはアスリートにとって致命的です。

取り返しのつかないセルフケア

確かに、激しい運動直後は筋肉が硬くなり、筋肉痛の出る場合があります。

運動直後の筋肉痛は、丁寧に筋肉に触れ、刺激を与えてあげると硬さが取れ、痛みが和らぎます。
筋肉へのマッサージは、こういう時に有効です。

また運動直後の筋肉痛は、わざわざ触らなくても、放っておけば勝手に痛みが無くなるので、特に気にすることもありません。

このように筋肉は硬くなっても痛みが出たりしますが、一番強い痛みが出るのは緩み過ぎの場合です
緩み過ぎの時に出る痛みは、一日中鈍痛を出し、耐え難いつらさをもたらします。

体にとっては、硬くても緩み過ぎても異常状態なわけで、痛みという警告サインを出して自覚させようとするのです。

緩みすぎて痛みが出て、つらい時にはどうするのか?

結論は絶対に自分で触らないこと。
まずこのステップが必要です。

そして体のバランスを整えるアプローチをしていくこと。(整体いっせいでもそのアプローチはしています。)

自分で何か出来ることは、このレベルになるとありません。

自分で何かすればするほど、調子が悪くなります。

もうこれ以上緩められないくらい、筋肉は緩んでいるわけです。
マッサージで緩めることは出来ません。

でもそんな事は分からないし、つらいものだから、更に揉んでしまいます。

痛みの程度も強いので、筋肉が緊張している時以上に、力を込めてグリグリとアプローチしてしまいます。

結果、筋線維が潰れ、緩みきって、少しの負荷にも耐えられなくなった残り少ない筋線維に更に負荷がかかり、コンディションが悪くなります。

コンディションが悪くなるものだから、さらに痛みがひどくなり、あとは負の連鎖を繰り返していくのが一般的です。

特にセルフケアの場合、この負の連鎖にハマってしまうんです。
お店に行かなくても、自分で体を触ることが出来るので・・・。

でも、ケアしているつもりでカラダを破壊しています。

つらいから、首や肩の付け根、背中、腰のつらいところをつい強刺激します。
手の届くところはいうまでもなく、手の届かない所は突起物の着いた器具で四六時中ゴリゴリやってしまいます。

そして悪化する。

間違ったセルフケアで、体や首を支える筋肉すら衰えてしまって、あまりのつらさに我慢できなくなって来院される人も多いです。

筋線維は、恐らく皆さんが想像しているより、軽い力で壊れます。
潰された筋線維は戻りません。
安物の牛肉を柔らかくするようなアプローチでは、完全にやりすぎです。

加減がわからずやってしまうセルフケアほど、怖いものもはありません。

揉んで・・・ほぐして・・・カラダ壊れる

整体で・・・カラダを整える時に大切なことは加減相性です。

加減は熟練者でないと分からない

「気持ちいいから」という自分の感覚は全く当てになりません

「揉んで、ほぐして、カラダ壊れる」

負の連鎖が生み出す黄金パターン。

だから絶対に自分で触るな!なんです。


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