自然は混ざり物がいっぱい

心の話し

こんにちは。金澤一声です。
「リンゴジュース」
多くの人がいままで一度は口にしたであろう、その飲み物。

そんなリンゴジュースに関して、興味深い記事を目にしました。

市販されてるリンゴジュースには、透明なタイプと濁ってるタイプがあって、透明なタイプの方が「洗練」されてて、何やら健康に良さそうだ!・・・そんな意識を持ってる人が少なからずいる。
そういうお話でした。

確かにスーパーに行くとリンゴジュース、透明なタイプと濁ってるタイプの2つが大体並んでいます。

どちらがナチュラルなリンゴジュースかというと、これ、自分で一度でもリンゴをおろし金ですりおろし、布巾で絞って生ジュースを作った事がある人なら分かると思うんですが、リンゴを絞ると始めは濁った白いジュースになるんです。
そして、そのまま放置すると、酸化が始まって濁った少し茶色のジュースに変わっていきます。
つまり鮮度の良い天然のリンゴジュースは「白くて」「濁ってる」んです。
一方、本当に透明なリンゴジュースに仕上げようとすると、相当フィルターをかけて濾過していかないとそんな状態にはなりません。
濾過の段階で体に良い栄養素の多くも除去されていくし、もし色素で色付もしてないのに茶色になってるとしたら、それは酸化してる証拠。

・・・なので、どちらが健康に役立つ飲み物かというと、いろんなモノが入り混じった「濁った方」です。
自然界にあるナチュラルな状態なモノの多くは、いろんなモノが混ざりあっています。

地下水でも、塩でも砂糖でもそう。
人が手を加えて精製しない限り、混じり物がいっぱい入っています。

そしてその混ざりモノの中に、有益なモノもいっぱい入ってるんです。

ちなみに「塩」の摂り過ぎは「悪」のように言われているけど、塩が悪いんじゃなくて、精製された塩の摂り過ぎが問題を起こしてるだけです。
精製された「ピュアなモノ」のどこに問題があるのか?というと、ヒトコトでいうと「不自然」だからです。

栄養素などが除去されてて栄養価の低い状態になってるとかいうのもあるんですが、人間のカラダには自然界に自然と存在するモノを対処する能力はある程度備わってるけど、極限まで純度を高められた「不自然なモノ」に対処する能力はまだまだ未熟だからなんです。
人工的に純度を高められたモノが体に入ってきた時、カラダでは物質を処理しきれない可能性がぐんと高くなって、不都合を起こす・・・そんな悪い流れを引き起こすきっかけになってしまうから問題なんです。
「ピュアすぎるものは不自然」→

→「不自然なものは自然に対処できない」→

→「対処できないので不都合な事が起こる」

こういう流れがあると思います。
これモノだけでなくて「心」でも同じ。
自然な「心」は、いろんなものが入り混じって濁ってます。

どんどん澱んで酸化していくような心の持ち方は問題やけど、全く透明になるまで精製するようなのもどうかなぁ?なんて思うし、仮に精製したとして、自分に必要な栄養はちゃんと残してるんかなぁ・・・そんなことが気になります。

 

整体のメニューで「心の整体」もやってますが「心」が調子悪くなってる人は、心の栄養失調状態になってました。

ピュアも考えものです。

 

では

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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