健康状態とカラダの形

こんばんは。金澤一声です。

クライアントさんの話を聞いていると、多くの人が「健康で良い姿勢」イコール「真っ直ぐな背中」イコール「モデルさんの様な姿勢」と思考がつながっているようです。

残念ながらこれはイコールじゃない。

 

健康で良い姿勢とは、アナタにとって良い姿勢になっているのかどうか?の事で、それが必ずしも真っ直ぐな背中でもなければ、モデルさんの様な姿勢でもありません。

確かに真っ直ぐな背中をしていれば・・・モデルさんの様な姿勢なら・・・見た目はホンマにキレイに見えます。
これはこれで大事やと思うんですが、でも健康かどうか?という視点で捉えるとまた別問題。
力みもなく、自然と立ってるだけで真っ直ぐになる背中なら、筋骨格的には健康ともいえます。

だけど、意識しないとそんな姿勢にならないとしたら・・・
ふとリラックスした時に、自然と「背中が丸くなる」から意識して真っ直ぐにする・・・そんな体の状態だと、やがて背中が疲れてしまい、ますます背中の曲がりが酷くなっていきます。

こういう傾向のある人は筋骨格的にはすでに不健康。

また、モデルさんの様な姿勢は見た目は綺麗だけど、あれは「綺麗に見えるように創り上げた姿勢」・・・なので、努力の賜物であり、自然な状態でないことが多々あるんです。
その結果、普通の人ではまず疲労しないような筋肉に負担がかかり、傷めつけられてしまい、健康な状態とはとても言えない体になっているモデルさんも結構います。
意識して真っ直ぐに背中をすることも、モデルさんのような姿勢を意識することも、健康状態とはほぼ無関係。

じゃあ何が健康状態に関係するのか?というと「アナタにとって良い姿勢」であるかどうか?という点です。

アナタにとって良い姿勢なので、他の人の良い姿勢を真似することはナンセンス。

百人百様の良い姿勢があるわけなんですが・・・これの最大の難点は「自分自身で自分の良い姿勢なんて分かり難い」という所。

言葉で伝えることはさらにムズカシイんですが、たとえば仰向けで寝た時、左右で大きく脚の開く角度が違っていても、その状態でカラダに緊張している部分や、弾力性のない部分が無ければ、その人なりに筋骨格のバランスの取れた状態なので、意識的に良い姿勢にしてる時よりはずっとカラダにいいんです。

またこの感覚は、整体を受けてもらうと比較的体感しやすい部分。

なので、自分なりの良い体の状態を早く知りたい人は、ぜひ整体を受けてみて下さい。
実際カラダを見せて貰えれば、体の感覚と言葉でできるだけお伝えさせていただきます。

では。

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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