インスタント・シンドローム

いっせいです。

 

初物の山形のさくらんぼいただきました。

すごく甘くて・・・もう最高！

 

 

つやつやでぷっくりと大粒のきれいな

国産のさくらんぼ。

買ったらお値段はそうとうするハズ。

 

 

無理ないよなぁ。

 

作るのに手間隙かかってるし

傷みやすいものだから

輸送コストも乗っかってくる。

 

 

 

世の中の道理として

カンタン手軽なものは安いし

手間隙かかるものはそれなりの

値段がするものです。

 

そんな貴重なさくらんぼを

Sさんありがとうございます。

 

 

さて

整体やってて

「良くなっていく人」と「そうでない人」がいます。

 

それで

「この違いはどこにあるんかな？」なんて

色々考えるわけです・・・

当然、理由はいろいろ。

 

 

ひとつ見えてきたのが

「インスタント・シンドローム」に

侵されてる人間は良くなり難い！

 

という結論が出ました。

 

 

インスタント・シンドローム・・・って何？

って話なんですが、調べないでくださいね。

これは僕が勝手に付けた名前だから。

 

 

インスタント・シンドロームって

 

何でも「カンタンお手軽に」という思考が

骨の髄まで浸透しきってる状態を指します。

 

さくらんぼの話でもそうなんだけど

時間や手間の掛かるもんは掛かる。

これは分かりますよね。

 

植物も

土地を耕して、種まいて

水や肥料を与えて、日光も与えて

実りが来るまで「待つ」・・・

 

 

この「待つ」ができない人が

インスタント・シンドロームに

侵されてる可能性大！で

 

こんな人がカラダを傷めると

なかなか良くなり難いです。

（あと依存心の塊のような人ね）

 

 

良い変化が「すぐ」に出ないと

最も安易でラクに「なりそうな」やり方を

どんどん求めていく・・・

 

その結果

体を傷める原因となった所から

大きく脱線していき

 

やがては

「手遅れ」になってしまう。

 

これがインスタント・シンドロームに

侵された人が辿る「よくある」パターンです。

 

 

 

人として気持ちは分かります。

 

辛い時って

一刻でも早くそれから開放されたい！もん。

当たり前。

 

でも・・・

 

結論から言うと

この「待つ」という時間を

「ゼロ」にすることって

出来ないんです。

 

手品ですら種も仕掛けもあるわけで

いきなり何もないところから

何かは生まれてこない。

 

これは地球のルール。

 

この地球で生きてる以上

地球のルールに縛られるわけだし

自分にだけは例外！なんてことは

まぁ・・・ありません！

 

自分を振り返ってそう思いませんか？

 

「オレだけは地球上の例外だ！」

そう思える人には今日の話は当てはまらないんですが・・・

 

 

そんな訳で

カラダが回復していくプロセスも

地球のルールに則って回復していくんです。

 

僕のしている整体も

地球のルールに則った方法でしています。

 

症状がキツくて

一刻も早くどうにかして欲しい！

という気持ちは分かるので

 

一刻も早くどうにかしてあげたい！

は、ずっと思ってるけど・・・

 

残念ながらそれは無いんです。

 

カラダを劇的に変える「薬」でさえ

効くまで時間がかかる。

それを「すぐに」なんてのは無いんです。

 

 

人間は万物の霊長なんて言われてます。

地球上、上位の動物です。上等なんです。

 

だからケガとか

意図的にカラダを傷めようとしない限りは

急には潰れません。

 

悪くなる時も

それなりに時間をかけて

悪くなっていきます。

 

悪くなっていく時ですら

時間がかかってるのに

 

良くなる時も

時間がかかる時は掛かるのは

 

「当たり前」なんですね。

 

 

それを理解して

「待つ」ができた人だけが

どんどん

 

「本当の治癒」

 

のプロセスに乗っかっていきます。

 

 

アナタの体はインスタントでどうにかなるような

「安物」なんですか？

 

ぼくは

絶対に「違う」と思うなぁ。

 

 

 

まぁ、それを解るように伝えて行くのが

自分の仕事やとは思ってます。