肥満かどうか？を判定する数式があるそうで、その数式に当てはめるとどうやら肥満というグループに属しているようです。
自分じゃ細いとは思ってないんですが、太いとも思っていないし、僕を知ってる人ならおそらく「どこが肥満？」って感じやと思う。
なんか「メタボ」って言葉が流行った時と同じで、この数式に作為的な何かを感じてるのはワタシだけでしょうか？
声を大にして叫びたい！
「人を平均値で判断するねぃ！」って。笑
そんな想いの整体師 金澤いっせいです。
見た目と平均値というキーワードから僕が連想するのは「姿勢」。
いろんな人の話を伺ってると、どうやら「平均的に良い姿勢というものがある」と思っているみたい。
それってどんな姿勢なのか？と尋ねると、背筋が伸びたモデルさんやバレリーナのような姿勢をイメージしてて、その形になっていないと「私はダメだ～」とか「姿勢が悪い」とか考えているようですね。
確かにシュッ！っと背筋が伸びてるのは良い姿勢のイチ要素だけれど、モデルさんレベルのものは「キレイな姿勢」であって「良い姿勢」とは全く次元が変わった話になります。
見た目のキレイさでいうと、何も手を加えてない大自然を目の前にした時のキレイさもあれば、日本庭園のように洗練されたセンスと技術で作り上げたキレイさというのもある。
自然であろうが人工的であろうが、どっちが良くてどっちが悪いというものじゃなくて感性の問題なのがキレイな姿勢。
ところが良い姿勢の方には、感性は口を挟む余地はなく「アナタの体にとって良い姿勢」というものがちゃんと存在します。
ここを細かく話しだすと10日間くらい話が続くので話しませんが、「アナタの健康が維持されて、持ってる力が最大限に発揮できる姿勢」が良い姿勢。
わかりやすく言うと「カラダはリラックスしてるんだけれど、背筋がシュッ！っと伸びた姿勢」が良い姿勢。
「リラックスしてる」
・・・というのがミソで、多くの人が良い姿勢を意識した時にまずすることは「意識的に力を入れ、背筋を伸ばし、体をまっすぐにさせよう」とするんです。
もうこの時点で失格！
これじゃものの数分で疲れて、知らない内にいつもの姿勢に戻ってしまいます。
よっぽどの熟練された人でないと、意識的にチカラ入れ続けられないですよ。
それこそ仕事でモデルでもやってる人でないとね。
カラダというのはとっても上手く出来てて、カラダが整ってると自然と良い姿勢になるように出来てます。
意識してカラダをコントロールしなくても、カラダの整ってる人は背筋がシュッ！と伸びた姿勢になってくるんです。
良い姿勢って勝手に出来てるもんなんです。
意識しないと背中が曲がってしまうのは、姿勢が悪いんじゃなく「カラダ（のバランス）が悪い」から起こっている現象。
実際、整体でカラダのアライメントを整えると、自然と背筋が伸びて、座っている姿勢でも立っている姿勢でも背筋がシュッ！となって「良い姿勢」になってきます。
健全なる肉体に、健全なる姿勢が自然と宿るようになっているのが世の理です。
楽にしてても良い姿勢を手に入れる
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