身体のアライメント

こんばんは。金澤一声です。
昨日は車を例に、カラダの事をお話しました。
そこで「アライメント」についてサラッと書いたんですが、この”アライメント”はサラッと通り過ぎるにはあまりにも大切な事なんで、今日はもう少し詳しくお話します。

カラダにもアライメントがちゃんとあります。

カラダのアライメントって言うのは「重心」のこと。

カラダのアライメントが整っているというのは、重心が整っているということを意味します。
アライメント・・・って、車の用語だと思うんですが、タイヤの角度のこと。だと思っています。

アライメントを「適正に保つ」ということは、タイヤの角度を「適正に調整します」ってことなんです。(走っている内にタイヤの角度って狂うんです。)

タイヤの角度が適正に保たれてるお陰で、車がまっすぐに進むことが出来ます。(アライメントの狂ってる車は真っ直ぐに走りません。)

カーブでも気持ちよく曲がることが出来ます。(アライメントが合っていないと、カーブを曲がるだけですごく大変になったりします。)

タイヤの消耗も最小限で済みます。

・・・とにかくアライメントって、車の「走る」「曲がる」「止まる」の最重要素を決めると言ってもいいくらい大切なんです。

街を走ってる車、一回良く見て欲しいんだけど、タイヤの角度って車種によってマチマチです。

同じ車でも、前輪と後輪で角度が全く違います。
トラックにはトラックに相応しいアライメントがあるし、F1なんかのフォーミュラーカーのようなスピード追求型の車にはそれに相応しいアライメントがちゃんとあります。
そしてヒトの関節にも「その人にとって最適なアライメント」がちゃんとあります。(関節のアライメントが狂っていると、運動制限も起こるし、痛みや関節摩耗の原因になります。)

 

その人固有のアライメントは、幸か?不幸か?生まれながらに決まっています。
僕は一歳くらいの子供さんでもカラダをみると、その子が将来肉体労働系に向いているのか?それともデスクワーク系に向いているのか?が分かります。

何を言いたいのかというと「みんな同じじゃない!」ということ。

 
よくあるのが「内股」で、それが気になってるというクライアントさん。

内股は気に入らないのかもしれないけれど、異常で内股になってるんじゃない場合は、その人に最適のアライメントの結果、内股になってるんです。

これをいじくって変えていくというのは、本人さんにそれなりの「覚悟」持ってもらわないと出来ません。

 

そこまでして内股をどうにかしたいのか?・・・そこをハッキリと問います。

そもそもこういうケースは、僕的にオススメじゃないので、あまり気乗りはしないので、基本は引き受けません。

 
からだは十人十色。百人百様。

人それぞれ、様々な体があって、それに最適な関節の角度を持って生まれてきてるんです。
整体をするということは、その人にとって最適な関節の角度に調整するということで、決して全てのクライアントさんを、モデルの様な関節の角度に持っていくわけではないんです。

その人が、生涯に渡って、自分の体を気持ちよく、最後の瞬間まで使えるようにする整体。

それがアライメントの調整です。

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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