はがし過ぎもほどほどに

こんばんは金澤一声です。
「肩甲骨はがし」って流行ってるんでしょうか?

時々「先生!この固まってへばりついた肩甲骨、思いっきりはがして下さい!」なんて言われる事があります。
「は、はがすってアンタそんなシールみたいに・・・」

そんなセリフを口に出す人は、大抵ひどい肩こりや背中の張り、頭痛に悩まされていて、肩甲骨が柔軟に動くようになったら症状が改善される・・・と思ってる。

肩甲骨を引きはがせば思いが成就する感じがするので「肩甲骨はがしてください」という気になるんでしょう。
気持ちはわかります。

肩甲骨自体は背中に乗っかっているような構造なので、肩甲骨の動きが良くなれば症状の改善が期待できる部分はあります。
しかしこれも程度の問題。

弾力性の話につながるけど、固いのもよろしくないし、柔らかすぎるのも問題が起こります。
肩甲骨の働きは、上肢運動の支点や首の動き、呼吸のサポートなどあるけれど、それらに問題が起こるから、緩めるにしても気をつけないと結構ヤバイ。

はがし過ぎて肩甲骨周囲が緩み過ぎると、腕を支える働きができなくなったり、首の位置を維持するのが難しくなったりして、症状の原因になることも有ります。

そういや昔、エッチな雑誌の大事な所が墨で塗りつぶされてて、剥がせば見えるんじゃないか?考え、こすり過ぎて破ったことがあったなぁ。

過ぎたるは及ばざるが如し。

はがし過ぎもほどほどに。

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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