痛みの場所が動く

カラダのホントの話し

こんばんは。金澤一声です。

整体を受けてくれているクライアントさんがよく「痛みの場所が変わった」とか「痛みの場所って動くんですね!」なんて表現をしてくれます。

この現象、慣れてない人だと「いままで痛くなかった所が痛くなってきた・・・」なんて不安になる事も多いんですが、回を重ねているクライアントさんなら「あぁ~これでまた一つ、カラダが良い方向に向かってる・・・」としみじみ喜んでくれる反応でもあります。
で、こういう現象が何で起こるのか?ということなんですが、カラダって「そのとき一番気になる所」しか痛みを感じないんです。

コンディションの悪い所が4つ5つあっても、自分が一番気になる所の痛みを感じるようになってるんです。
ここでポイントが3つあります。

一つ目は、自分が気になっている所って、他の部位より単に敏感なだけで、実際そこが一番悪い場所かどうかは別問題のことが多い。

 

二つ目は、それまで気になってなかった所に痛みが出た時、実はそこも初めから状態が良くなかった。という事。

 

三つ目は、カラダが良くなっていく時、動画を逆再生するように、比較的あたらしく状態の悪くなった所から痛みが無くなっていき、組織を傷めた年数の早い部位から、年数が経過している部位に痛みが変わりながら治癒していく。そういうプロセスがあるという事。(つまり最後の最後に痛みが残った場所から、その人の不調が始まった可能性が高いという事。)

あたかも玉ネギの皮のように、表面の悪い皮をめくって取り除けば、第二第三の皮が現れ。やがて芯に至る。そんなイメージですね。
なので痛みがどんどん変化していく人っていうのは、来院のきっかけが腰痛だけだったとしても、本当は調子の悪い所がそれだけあったということだし、どんどん治っていってる最中で「吉兆」なんです。
痛みを味わう・・・感じるのは嫌なことです。

不安に感じる人の気持ちもよくわかりますが、せっかく出てきた「自分」の痛み。

カラダに現れている感覚や痛みの変化を、ぜひ一度感じて欲しいなとも思うんです。
だって痛みの場所が動くってことは・・・それはいろんな所に痛みが出るくらい、自分のカラダを使ってきた何よりの証拠だからです。
では。

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issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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