二足歩行が腰痛の原因だなんて詭弁だ!

腰痛

一声です。

 

 

時々TVなんかで目にする光景なんですが

 

上水道が発達していないような地域で

頭の上に水の入った瓶を載せ

「水汲み」

をしている人達がいます。

 

初めて見た時、ビビリました!

「なんであんなことが出来るんやろう?」って。

 

 

小学校で習った時には

水は1リットルで1キログラムの重さ。

 

10センチ四方の立方体に水を満たした時と

同じ重量。

 

 

瓶だけでも相当な重さがあるはずだし

そこに水が入ってるわけで

推定だけど20キロ弱の重さには

なってると思います。

 

 

20キロって言ったらちょっとした重さですよ。

 

そんな重たいものを、子どもや

線の細い女性がラクラクと頭の上に載せ

何分も歩いて家に歩いて持ち帰っていきます。

 

そんなことがなんで出来るんやろう?

子供の頃は不思議で仕方なかったんですが

いまは理解出来ます。

 

 

姿勢のバランスが取れているからです。

 

 

 

人間の体は姿勢のバランスが取れると

相当な重量のものを頭上に乗せて歩いても

ケガをしないような造りになってます。

 

関節や筋肉、組織を傷めることがほぼありません。

 

それくらいカラダの構造は

精密で上手く出来ています。

 

 

ただこの構造を活かすためには

カラダの上手な使い方を体得する必要があって

それが最大の問題かな・・・

 

それさえマスターすれば

体への負担を最小限に使うことが出来る

ポジションや使い方が出来るようになります。

 

そういや昔

「人間は二足歩行をするようになってから、腰痛が出てきたのだ。本来は二足歩行に向いていない!」

という話しをしていた人がいたような気がしますが

これは「詭弁」やな。と思います。

 

ワンちゃんだって腰のヘルニアになってるし・・・

 

 

頭上にモノ載せて歩くという行為もそうだけど

人間の骨格って二足歩行に向いてるんです。

 

もし本当に向いてなかったら

人間は四足で生活しているはずです。

 

赤ちゃんが立とう立とうと自然とするのは

それが自分の体に合った使い方だと

無意識に知っているからです。

 

わざわざ自分の体を壊すような行為を

無意識に行うわけはありません。

 

 

 

人の体は

良いバランスで立つことが出来れば

使う筋肉は最小限で済ような

理想的な状態に組み上げられています。

 

だから非力な子供や女性でも

ああいった芸当が可能なわけです。

 

 

もしこれが片手に水瓶を持って

同じ距離を歩いて帰りなさい!

 

ということになったら

子供や女性ではかなりキツイ作業になるはずです。

 

体もどちらかに歪んで

健康状態もよろしくない状態になってると

思います。

 

 

 

 

それほど優れた体を持つ私たちですが

今の日本でいきなり頭の上に水を載せた瓶を載せて

歩いてみなさい!・・・って言われて

すぐに出来る人ってほとんどいません。

 

私は出来ません。

間違いなくどこか傷めてしまいます。

 

体に負担をかけることなく

頭の上に水瓶を載せて歩くという

訓練もしていないし

 

うまくバランスをとる感覚も

体得していないからです。

 

 

そういう所に住んでいる人たちも

いきなりではまず出来ないはずです。

 

少しずつ小さい時から練習して

載せて歩けるようになっていったんだと思います。

 

 

バランスの取れたポジションを見つけたり

体に負担をかけないよう動かすには

ちょっとしたコツというか

トレーニングが必要になるからです。

 

それがマスターできれば

自転車と同じで

比較的ラクに水汲みが出来るようになります。

 

 

これは日常生活すべてのことに言える話です。

 

 

特に腰痛や膝の痛みで悩んでいる人には

関係の深い話です。

 

傷めてしまった人はコツを体得せず

我流で体を使い続けた結果なんです。

 

そしてコツを体得するのに良い状態というのは

痛みの出ている「今」なんです。

 

そんな時に

「どういう使い方をすれば痛みが出なくなるんだろう?」と

いろいろ考えて体を使ってみる。

 

いろいろ

動かし方や角度に気を付かながら

カラダの使い方を工夫していく。

 

そんなことを繰り返していく内に

理想的なカラダの使い方に近づくように

出来ています。

 

 

 

辛い時は痛み止めを使うのも悪くはありませんが

せっかく痛い思いをしてるんです。

 

どうせなら負担のかからないカラダの使い方を

マスターしませんか?

 

 

 

 

・・・とはいっても

なかなか自分一人では進めていけない時には

整体 いっせいへお越しください。

 

痛みやツラさを取りながら

コツがマスターできるよう

アドバイスさせていただきます。

issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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