”カラダの”もったいないオバケって
いたら助かるのになぁ・・・
つくづく思う一声です。
昔から言われてる言葉で
「壊れる時（壊す時）は早いけど、
つくるのには時間がかかる。」
ってのがあります。
人間関係でもよく使われてます。
「信頼関係を構築するのは時間がかかるけど、
潰れるのは（潰すのは）一瞬だ！」
みたいな。
ホンマカイナ？
ボク的には、
人間関係は当てはまらない部分があると思ってます。
一瞬で信頼関係が構築できることもあるし・・・
いま確信持って言えるのは
「壊れるのは一瞬」の部分。
ここだけは実証済みなんで
間違いないと思いますよ。
良かったら一度お試し下さい。
（全て自己責任の範疇でお願いします。）
横道にそれたので、話を元に戻します。
さてこの
「つくり上げるのは、時間がかかるし難しいものだ」
というのと、
「潰すのは一瞬でカンタンだ」
というのは
人間の「健康」というものにも当てはまるのか？
人の体をずっと診てきてる者としては気になるんです。
そこで考えてみました。
このイメージって健康に過ごすために
とっても大切なんで、
この記事を読んでるあなたにも
少し目を閉じて考えてみて欲しいんです。
30秒でいいです。
トイレでしゃがんでる間だけでもいいです。
ぜひ一度考えてみて下さい。
どうでしょう？
やっぱり
「つくり上げるのは難しくて、
壊すのはたやすいよなぁ」って
イメージでしょうか？
それだと健康に過ごすのが
まちがいなく難しくなります。
一旦横に置くことをオススメします。
タバコって百害あって一利ないシロモノで、
商品パッケージにはご丁寧に
「あなたの健康を害する怖れがあるので・・・」
と書かれているにもかかわらず、
買っていく人が大勢います。
で、実際喫煙が原因でカラダを患う人もいますが、
朝から晩まで起きてる間はずっと吸ってるような
ヘビースモーカーさんでも、
何もカラダを傷める事無く
生涯を全うする人もいます。
（吸わなかったらもっと長生き出来たのかも
しれませんけど。）
一方でタバコを吸わなくても
呼吸器系をはじめ、その他いろんな病気に
罹る人もいます。
何が言いたいのか？というと、
健康って
この図式が当てはまらない。
という事を言いたいんです。
実際健康な状態を作り上げるのに、
そんな難しいことは必要ありません。
些細なことに気を使いながら生活していくだけです。
その積み重ねです。
そして少々カラダに負担をかけていても、
ちょっとやそっとじゃおかしな事は起こりません。
病気という状況になるまでには
それなりに時間がかかります。
タバコの例でも分かるように、
人のカラダって相当な事があっても
持ち堪えられるようになっています。
ここで
「ミサイルとかにあたったら一瞬で木っ端微塵やろ！」
とか
「毒飲んだらイチコロやんか！」とか極論はナシね。
ここは紳士淑女の集まる場なので、
そんなこという人はいないと思いますが・・・
あくまで普通の生活をしていての話。
風邪の時はバイキンが入ってきたら、
ものの数時間で熱が出て、
普通は2～3日で自然とバイキンを退治します。
確かにバイキンが入ってくるのは一瞬で、
治るのに数日掛かったりしますが、
それでもそんなに時間がかかっているわけでは
ありません。
もう一つ例として
お年寄りの膝の変形などは、
長い時間をかけながら変形してきたわけです。
（定点観測してたらオモシロそう。）
朝、目覚めたら膝が”クニッ”と曲がってましたー！
なんて人はいないと思います。
年単位で少しずつ形が変わって来てたはずです。
こうやって出てきたカラダの不調は、
痛みを取っていくのも、
変形を戻していくのも手間ヒマ時間が掛かります。
つまりカラダの法則は
「早く壊れたものは、早く良くなる。」
「時間をかけて傷めてきたものは、良くなるまで時間がかかる。」
という一般的な法則と
「傷めた所と傷め方によって、良くなるまでの時間は様々である」
という特殊な法則が同居してるんです。
二つの法則が同時に作用するシロモノなんです。
調子が戻るまで、時間が掛かる時は掛かるし、すぐ治るものは治る。
ただし、傷め方と部位によってそれは変わる。
そんな当たり前の事をちゃんと理解しておかないと、
せっかく良くなっていってるのに変に焦ったり、
気をつけないといけないことを先延ばしにして
悪化させてしまったり、
という良くない循環につながることがあります。
まぁーわかります。
自分じゃなかなか分かりづらいところなんで。
でもこれって「もったいない」んですよ。
こんな時こそ「もったいない～」って、
もったいないオバケが教えてくれたら
わかりやすいのになぁ。
などと夢みたいなことを思いつつ・・・
現実ではもったいないオバケの役目、私がさせていただきます。
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