肩こりの打撃系アプローチ

肩こり

おはようございます。
呼吸を深め細胞を活性化する
快息整体の一声です。

 

とんかつ屋さんに行った時のこと。

 

調理してる所が見えるカウンターに

腰を下ろし、注文をして

 

料理が出てくるのを

調理してるところ見ながら

待ってました。

 

オーダーが通ったのを確認して

料理人が調理をはじめる。

 

冷蔵庫から豚肉を取り出し

まな板の上に載せ

肉を適度な大きさに

切り落とします。

 

・・・次の瞬間

 

金槌で

「バン!バン!」って

お肉を叩き始めました。

 

「なんでそんな事するんですか?」

って質問したら

 

「肉の繊維が潰れて、食感が柔らかくなって、とんかつが美味しくなるから」

との事。

 

牛肉でも同じような事して

美味しく食べやすくするのを

見たことがあります。

 

 

確かにそうやって出てきたお肉は

柔らかくて

料理としては最高です。

 

特に安物のお肉の場合

この「打撃系アプローチ」は

絶大な効果を発揮します。

 

 

「柔らかくて美味しいなぁ」

 

とんかつを頬張りながら

「多くの人は、きっと自分の筋肉もそんな風にイメージしてるんやろなぁ」

なんて思いました。

 

 

「自分の体が固い」

イコール

「筋肉が硬い」

 

そういうイメージを持ってる人もそうだし

 

「肩凝ってる」

イコール

「肩周りの筋肉が硬くなってる」

 

そんなイメージ持ってる人も多いです。

 

それが証拠に

健康グッズで売れてる商品は

打撃系アプローチのものが多い。

 

中には

「グッズなんて、俺には頼りなくて使えん!俺にはこの拳があればイイ!」

 

そんな感じで

自らの身体に指や拳を突き立て

 

北斗の拳の世界ででも生きていけるくらいの

セルフ打撃アプローチをしてる人も多くいます。

 

 

 

疲れてる所って

触ると気持ち良いいんです。

 

おさえても、揉んでもさすっても

とにかく気持ちがいい。

 

だからついつい手がいっちゃう。

その気持はすごくよく分かる。

 

 

でもとんかつ屋さんが言ってるように

「肉の繊維潰してる」んですよ。

ハードなアプローチは。

 

 

筋肉の繊維が潰れたら

 

筋肉の弾力性が無くなり

張りも無くなります。

 

結果として

長くそんなアプローチをしていると

触った感じは一見柔らかくなりますが

体調は悪くなっていくいます。

 

 

張りが無くなるのと

硬い筋肉が緩むってのは

全く別のもの。

 

筋肉は張りと弾力性が命!

 

張りと弾力性がなくなった筋肉は

麻痺の状態に限りなく近くて

使い物になりません。

 

そんな麻痺の状態になっても

肩凝る人は凝るんです。

一つも改善してないばかりか

反対に

肩こりがどんどんひどくなる人も多い。

 

 

スーパーの安物の肉なら

繊維を潰して食べやすくするのは

アリやと思います。死んでる細胞なんで。

 

でも

生きてるあなたのカラダで

それやっちゃマズイだろ!って。

 

 

治療のアプローチでも

緊張を解きほぐすのは簡単だけど

麻痺したものを戻していくのって

すっごく時間が掛かって

大変なんです。

 

 

想像以上に

生きてる人間の筋肉はデリケート。

 

やり過ぎたらあきまへん。

 

あなたの体は間違いなく

食用のお肉より繊細です。

 

これくらいのお肉になると

叩く必要はないですねー。

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issei

issei

「変態・爽やか・クソ親父」三拍子揃った整体師の一声(いっせい) 1971年3月大阪生まれ 2021年で整体歴は25年目 大阪府堺市西区「整体いっせい」院長

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